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月読命を統治神とし、静寂と星海で彩られた天の國。

常夜を読む月と共に時間は静かに流れる。

太陽神を皇祖とする皇統が統治する地上世界。

豊葦原千五百秋瑞穂国。

天照大御神を統治神とし、無数の浮島で構成された天の國。

麗らかな春の陽気の中で桜と菊が咲き誇る。

​天之御中主神から豊雲野神までの七柱で構成された、

國と称される小宇宙を包む大宇宙的存在でありその空間。

あらゆるものの外側の概念。

大国主命を統治神とし、死から最も遠い理想郷と謳われる常若の國。

半ば人型を捨てた者達が集い平穏を過ごす。

黄泉津大神を統治神とし、黄泉比良坂を越えた地の果てに佇む死後の國。

清浄と安寧の中で命灯は次の生を待つ。

建速須佐之男命を統治神とし、海を越えた地の底で圧倒的な力を示した大帝國。

光が届かない暗闇を文明の蒼き燈が照らす。

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